こんばんは。
予算委員会まだ続きます!
本日は「教育費」の審査。
全国学力テストの結果の公表について、一昨年の11月、文部科学省はそれまで禁止されていた区市町村教育委員会による学校別の結果公表を可能とする見直しを行いました。このことにつき、平成26年第1回定例会で、江戸川区においても教育委員会が主体となって、学校別の成績公表を行うべきとの一般質問を本会議にて行いましたが、残念ながら、未だこのことは実現していません。
しかし、一昨年の各学校主体による公表率は小中学校合わせて41%だったのに対し、昨年の結果公表においては、100%、全ての小中学校においてホームページ等で公表されることとなりました。全ての学校がそれぞれ主体的に公表を行ったことは、大いに評価すべき点です。
ぜひ皆さまも地域の子どもたちの学力状況をご確認いただき、児童生徒の学びのあり方について、お考えいただければと思います。
言うまでもなく、結果の公表は手段にすぎません。結果を捉え、どのように改善を図ってゆくかが肝心です。
学力テストも体力テストも、現状を相対的に捉えてこそ、自らの現在地と目指すべき地点がより明確になる。そして、児童生徒・各学校現場が、適度な競争意識のもと、互いに切磋琢磨し支え合うことによって、全体の学力向上が図られてゆく。
つまり、競い合うと同時に、勉強が得意な子は不得意な子に、足の早い子は足の遅い子にというように、子どもたち同士が教え合い・考え合い・学び合う、そのような環境づくりを行ってゆくことこそ、真に求められるものです。このことは、子どもたちの人格形成にも大きく関わる問題です。
そして何より、23区で決して高いとは言えない本区の子どもたちの学力の現状を踏まえれば、本区の教育展開に対し、大きな責任を有する「教育委員会」が主体となった学校別公表が求められていると考えます。
田中 寿一
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