江戸川区医師会主催による特別講演会に参加してきました。
長寿国となった日本では2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で亡くなっています。
世界一の長寿国であるが故に、世界一のがん大国にもなりました。
先進国における癌による死亡は減少傾向にありますが、日本だけが増加傾向にあります。急速に高齢化が進展してゆく今日であり、がん対策推進は国を挙げて取り組むべき重要課題です。
とりわけ、68万という人口を抱える江戸川区におけるがん対策の充実は、欠かすことができません。
江戸川区では本年9月のがん予防推進月間などを通じて、検診受診率の向上に力を入れているところです。
先進国の中で日本だけが癌による死亡が増加している、その主たる要因に、欧米に比べ検診受診率が極めて低いことがあげられます。
例えば、子宮頸がんの検診受診率は欧米では70%以上ですが、日本では20%程度という現状です。
癌の場合、自覚症状が出た段階では既に進行がんである場合が多く、早期の段階で発見するためには、検診を受診する他にありません。早期がんであれば、90%以上治るということです。
検診の受診と同時に大事なのが生活習慣の改善です。がんになる要因の3分の2はたばこや飲酒などの生活習慣とされています。
「生活習慣」と「検診」、この2つにスポットライトを当てた癌対策推進に一層努めてゆかなければなりません。
がん検診の受診について、ご家族や友人とお互いに確認していただけたらと思います。
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